完全母乳育児とは、お母さんの母乳だけで赤ちゃんを育てることをいいます。最近では産院で、お乳だけでの子育てを勧められることが多いです。


2015年度乳幼児栄養調査結果(厚生労働省調べ)によると完全母乳育児(生後3ヶ月までの赤ちゃんの母親)の割合はなんと54.7%にも達するのですよ!ちなみに母乳とミルクの混合育児の割合は35.1%、ミルクのみの割合は10.2%という結果が出ているようです。


それだけ今の時代のママは「なんとか母乳だけで育てたい!」という思いが強く、赤ちゃんを頑張って育てていらっしゃるというわけです。


完全母乳育児には、もちろんデメリットもありますが、メリットもたくさんあります。私自身、二人の子供を完全母乳育児で育てた経験者でもあります。しかし絶対におっぱいだけで育てなければならないということはなく、赤ちゃんの体重やお母さんの体調を一番に考えるようにしましょう。今回は私の経験や失敗の他、母乳での子育てのメリットについて何点かお話しさせていただきます。

完全母乳による育児のメリット、デメリット

赤ちゃんを育てる

おっぱい育児のメリット

完全母乳育児のメリットはまず赤ちゃんにお母さんの母乳を通じ直接栄養がいくことです。そして母乳にしか含まれていない免疫物質があるので、SSDS(乳幼児突然死症候群)などの病気にもなりにくいとされています。



そして何より一番は赤ちゃんとの大切なスキンシップになるということです。お母さんとくっついていられるので、赤ちゃんの精神状態もとても落ち着くようですよ。


そしておっぱい育児はお母さんにとっても良いことづくし!それは乳がんなど病気になりにくくなる、ミルク代がかからない、ミルクを作る手間がないなどです。赤ちゃんはオムツだけでも多大な額になりますよね。
それにプラスミルクも…と思うと毎月びっくりする出費になってしまいます。ミルク代だけでも節約できるというのはかなり経済的に助かりますよね。


さらに何より私が良いと思うのは、夜間の授乳の時にミルクを作る手間がないということだと思います。夜中赤ちゃんが起きて泣いてからミルクを作るということでは大泣きし続け、とても大変ですよね。すぐおっぱいで授乳することが出来たらお互いにとっても良いことだと思います。


こんないいことづくしの母乳育児ですが、デメリットは何があるのでしょうか?

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おっぱい育児のデメリット

まず最初に母乳はミルクに比べて腹持ちが悪いようなので、授乳の回数が多いことです。特に新生児~生後3ヶ月くらいまでは、まだおっぱいを飲むのに慣れてないので一度にたくさん飲むことが出来ません。
なので少しずつ1日に8~12回とたくさんおっぱいを飲みます。そうなると外出時などお母さんは少し大変ですね。


また、一回の授乳でどのくらい飲んだのか分からないことです。ミルクは何mlとお母さん自身が作るので、残した量、または飲みきったかでどのくらい飲んだかがわかります。しかし母乳は実際どのくらい母乳が出ているのか、そのうちのどのくらいを飲んだのかが分かりません。


他にはおっぱいトラブルがあったり、食べるものに気を使ったりしなければなりません。そして私が思う最大のデメリットは薬が服用できないことだと思います。


私はかなり重度の花粉症なので花粉シーズンには薬を飲まないとダメだったのですが、飲めないことが一番辛かったです。風邪を引いてしまって母親が倒れていたら元も子もないと思い、拗らせたくないときも薬が飲めないのは辛いことでした。


しかし、いくつかのデメリットなんて忘れてしまうくらいメリットの方が印象深く、とても幸せな赤ちゃんとのスキンシップだったと思っています。

完全母乳を長く続けるための心がけ

母乳にはメリットがいっぱい

出産後、いざ完全母乳育児にしたい!と思っても思うようにしっかりとおっぱいが出ないお母さんもたくさんいると思います。でも授乳頑張って続けていて、そんなこんなしているうちに乳頭が傷付いてしまい飲ませるたびに激痛…なんてことも少なくはないですよね。


私も一人目の時には乳首がたくさん切れてしまい、痛くて痛くて授乳するのが辛い時もありました。しかしおっぱいをたくさん出るようにする方法は、とにかく頻繁に飲ませてあげることが大切なのだそうです。
授乳をしている時には時間を見ながら片方ずつ5分など自分の中で決めて左右交互にあげてみてください。


そして和食中心の生活を心がけることも大切なことです。油っぽいものや高カロリーのファーストフードなどは避けてくださいね。頻繁に食べているとおっぱいも油っぽい黄色いおっぱいが出るようになってしまいます。


そして詰まりやすくなってしまうのでお母さんには乳腺炎というトラブルになってしまうこともあるので注意が必要です。


ちょっと怖い話ですが、過去に完全母乳で育てた赤ちゃんが低血糖が原因で脳障害が起きた事例があります。論文によると、正常に産まれた赤ちゃんで生後2日までは問題が無かったものの、3日目にけいれんを起こし、脳に異常が認められたということです。この時体重は10%減少していて母乳不足だったと思われるようです。このケースは本当に稀ですが、個人差はあることです。


お母さんの母乳があまり出ないのに対し、赤ちゃんは消費エネルギーが多いことだってあります。なので足りないかなと思ったらミルクをあげながら、おっぱいも飲んでもらう形でもいいと思います。特に出産後すぐはらなかなかおっぱいも出にくいと思うので、助産師さんなどに相談をし、ミルクに頼ることもしてみてくださいね。

最後に

母乳で子供を育てるのは私の経験上とても幸せな時間でした。しかし、絶対にそれがいい、ということではなく、状況や場合によって混合育児や、ミルクのみでも問題ないのです。自分に合った授乳方法が一番だと思います。大切なことは赤ちゃんとの時間を無理なく毎日過ごすこと。楽しみながらお互いに育児を頑張りましょうね。

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