子育てをするという意味は、子どもを作った親が責任を持って子供の成長や発達を助けていくということです。ですが、親によっては、子育てを放棄してしまう人もいて、「育児怠慢」「育児放棄」「ネグレクト」とも呼ばれています。


例えば、泣きわめいている子をあやさずほったらかしにしたり、食事や着るものを与えなかったり、オムツを交換せずに非衛生的な状態でいさせたり・・・子どもの心と体が健康的に成長するのを妨げます。育児放棄は、親の暴力などによる虐待よりもじわじわと子どもの心を深く傷つけ、のちの人格形成にとても大きな影響をあたえてしまうのです。

育児放棄になりやすい人の特徴は?

子育て放棄

終わりのない育児が嫌になってしまうことは、誰でも感じたことがあるかもしれません。時々育児放棄またはネグレクトという言葉を耳にすることがありますが、育児放棄をしてしまうのは、どんな人なんだろうと思ったことはありませんか?


子どもが嫌いな方がなるのではありません。自分の考えたとおりにしたい、「完璧主義」の人でも育児放棄につながることがあります。


私自身、自分の予定通りにこなしたい性格なので、計画をたてるのがどちらかというと好きです。それが家事や育児にも計画性をもって進めたくなると、途中で子どもがぐずったりして、計画が変更するとイライラすることがあります。


子育ては、自分の子どもが相手になるので、風邪をひいたり体調を崩してせっかくの旅行が中止になることもあります。


また2歳位になると、イヤイヤ期になり、すぐに出かけたくても時間がかかったり、自分の意志と少しでも違うとダダをこねたりします。自我が成長し喜ばしいことなのですが、つい自分の計画を押しつけてしまうこともあります。


それが毎回になってくると、子どもは我慢をし、母親の表情を伺い、自分感情を出せないようになってきます。甘えたり、わがままを言うなど自分の感情を出せないようになると、その後の成長にも影響します。


私自身がそうでした。母の機嫌をとり、自分の感情を我慢するうちに、自分が何をしたいのかわからなくなったり、いつもいい子でいなくては私は愛されない等人格形成や精神の安定にも本当に関わってきます。


今は核家族が増え、母親自身が一人っ子で、まわりは大人に囲まれて育った方も増えています。身近に子どもがおらず、自分の子どもが初めて抱っこした赤ちゃんですとか、兄弟げんかもしたこともなく、育った方は育児ストレスが生まれやすいとも言われています。


出産するまで、バリバリと会社で働いていたのに、出産で急に家で子どもと二人きりになったら、息が詰まりそうになった、自分だけが置いていかれた気がして、会社で働く夫がうらやましく思えたなどよく聞きます。特に実家が遠かったり、里帰りできずに出産子育てする方は育児協力者も少なく、余計そう感じることでしょう。


今は転勤などで、誰も知り合いがいない場所で子育てするには、どこに悩みを打ち明けていいかわからず、赤ちゃんの乳幼児健診で保健師さんに相談できて救われたことはありませんか。


産後うつも今では聞いた方も増えていると思いますが、生まれてからの新生児期は数時間おきに泣いたり、授乳やおむつ替えなどもあり、寝不足になりやすく産後うつのリスクが高くなります。


育児放棄は誰でも陥る可能性があることを知り、育児や家事で追い込まれてしまう前に、もし寝不足と感じたら、スキマの時間で子どもと一緒に眠ったり、疲れたきたと思ったら、ご主人やご実家の家族に相談し、誰かの力を求めることがとても大切です。


育児は大切な仕事です。一人で悩まず、抱えこんだりしないように、協力や助けが必要であれば遠慮しないようにしましょうね。

育児放棄(ネグレクト)の種類

ネグレクトの種類

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育児放棄と一言で言ってもいくつか種類があるので挙げてみますね。

一般的ネグレクト

虐待の一つとしてよく取り上げられることの多い育児放棄です。例えば、食事を与えない、オムツ替えや洗濯をしないで衣類を汚したままにする、お風呂に入らせないなど、人が生きていく上で必要不可欠である衣食住の衣食に当たる部分を完全に無視する虐待です。

医療的ネグレクト

子どもが具体が悪いのに、病院に連れていかずにそのまま放置してしまう虐待です。すぐに適切な対処をすれば助かったかもしれないのに、敢えて医者にみせない。その結果、こどもはそのまま放置されて命を落としてしまうのです。

教育的ネグレクト

子どもを小学校に行かせることは日本の義務です。ですが、敢えて教育を受けさせないのです。子どもが登校してこないとなると、地域の教育機関から言われますが、それさえも無視して子どもを外に出させない、家の中に閉じ込めてしまう家庭はあるのです。

情緒的ネグレクト

子どもの要求や意思をすべて無視することです。まったく子供の意思を尊重せずに、親の都合のいいように子どもをコントロールしようとするのです。特に、この情緒的ネグレクトは、ネグレクトの中でも周りの人たちが気づきにくいですし、親自身も自覚がないことが多々あるので、子どもが成人したときに「アダルトチルドレン」になってしまうのです。

育児放棄が子どもに与える影響

育児放棄したいママ

育児放棄をすることは、子どもにかなりの悪影響を及ぼすことは想像つくと思います。


例えば、母親が仕事で忙しく子どものあらゆる世話を祖母に任せてしまい、一緒に食事しない、添い寝さえもしないなど、極端に子供との触れ合うことがなかった場合、子どもは成長したときに、人の気持ちがわからない大人になってしまうこともあります。


また、親からネグレクトを受けた子どもには、他人との親近感や信頼感をアップさせるはたらきをもつ“オキシトシン”が不足してしまうため、対人関係に支障をきたすこともあるようです。心配なのは、低身長の傾向があるということです。


もっと怖いのは、子どもに親の愛情を与えないことで、子どもが心を閉ざしてしま知的発達に問題が出てしまうこともあるのです。成長と発達がどんどん進むにつれて回復が難しくなるため、早めの発見と対応が必要だと言われています。

まとめ

育児に行き詰まり子供に目を向けてやれない、手をあげてしまう・・・。初めてのことでママの余裕がなくなってしまうこともよくあります。そんな時は少し一人の時間を作ってみてはどうでしょうか。


自治体の託児サービスや家事代行サービスなどを利用して、家事をお休みすることも一つの方法です。ママの限界が超えてしまう前に気分転換するだけで気持ちがぐっと楽になります。


育児に自信がなく辛い感じた時は、専門医に相談してみる方法もあります。一人で悩まずに専門家に相談することで、的確なアドバイスがもらえますから勇気を出して受診することをお勧めします。


自分たちは虐待をしている自覚がなくても、実はそれがネグレクトや虐待だったということがよくあります。最悪の結果を招かないように、自分の変化に気づいた時に何か対策を打つことで、ご家族の幸せを守ることが出来るのです。


一人でなんとかしなきゃとがんばりすぎてしまうと、心も体もボロボロになってしまいあなた自身が壊れてしまいます。そんな時は一人で悩まず周りの人に相談してみましょう。「話す」ことで心が楽になります。身近に相談できる人がいなければ、市や県には子育ての相談窓口がありますので一度相談してみてはいかがでしょうか。


また、私は悩んだ時にインターネットでのママのコミュニティサイトを通じて、相談したりお友達を増やすことで気持ちが楽になった経験があります。人に話すことが苦手な人にはお勧めの方法ですので一度試してみてください。

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